チョコBlog

子宮内膜症(チョコレート嚢胞)不妊治療の経験をまとめました。

後悔していること ~治療開始前~

後悔① 子宮筋腫についてもっと深刻に考えるべきだった

結婚してから不妊専門クリニックに通い始めるまでの1年間、のほほんと過ごしてしまったことを後から後悔しました。子宮筋腫があることがわかっていたのだから、結婚してすぐにでもクリニックへ行くべきだった。

 

子宮筋腫があっても妊娠する人は沢山いる。妊娠に関連する本などを見ると必ずこんな一文があります。筋腫があっても大きさや位置によっては妊娠にさほど影響はないらしい。そんな説明を読んで、私は自分に良いように解釈してしまっていました。

 

妊活を経て無事にご出産された森三中大島美幸さんも、芸能活動を休養している間身体を整えようと、まずは子宮筋腫の治療にとりかかったと聞きました。きちんとご自分の身体と向き合って、努力されてて素晴らしいなと思います。

 

私の場合、MRI画像から「妊娠は不可能ではない」大きさと位置だということがわかったのですが、後に行った卵巣の腹腔鏡手術の際に撮影された画像で5cmほどの大きな筋腫、小さい筋腫がゴロゴロと自分のお腹の中にあるのを実際に目の当たりにして「こんな邪魔なものがあったら、受精卵も着床してくれないよね、、、居心地悪いよね、、、」と妙に納得したのです。

 

もし、筋腫をきれいに取り除いてから不妊治療を始めていたら、違った結果が出ていたのではないか、、、ついそんな風に考えてしまう自分がいます。

 

 後悔② セカンドオピニオンを受けてみるべきだった

不妊治療というのは先生によって考え方も異なり、病院によってもかなり方針が異なります。私は2人の先生の考え方の違いで悩み、どちらかを選ばなきゃと焦っていたけど、今思えば、他の病院にも行ってみるべきだったかな?と、後悔しています。

 

なぜなら、治療方針が決まると、様々な検査など先々のスケジュールが決まってしまい引き返せないような雰囲気に追い込まれるからです。実際、私はB先生の方針で治療をお願いしようと決めてから、まるでジェットコースターに乗っているように言われるがまま、なすがまま、様々な検査に進んで行きました。

 

「えっ?どうしてその検査が必要なんですか?」

「その検査、痛くありませんか?」

「他の治療方法はないのですか?」

 

なんて、とてもじゃないけど言える雰囲気ではありませんでした。今にして思えば、クリニックの方針を押しつけられていたようでどうして一度立ち止まってみなかったのだろう、、、と思うのですが、当時は「治療をしてもらうんだ、これをすれば妊娠できるんだ」と無理やり自分に言い聞かせていたような気がします。

 

先生、病院との相性がすごく大事です。最初の診察で説明を受けた時に少しでも「あれ?」とか、「なんか、嫌な感じだな」と感じたら、勇気をもってそこで一度立ち止まって、他の病院にも行ってみるべきです。不妊治療は長引く可能性があるので、モヤモヤを抱えたまま通うのはかなり辛いし、苦痛です。患者の立場にたって説明してくれる先生、些細な質問にも丁寧に答えてくれる先生と出会うことが重要だと思います。

 

後悔③ もっと事前に情報収集すべきだった

そもそも地方に住んでおり、病院選びの選択肢が少なかったので「この地域で不妊治療といえばココ!」というくらい有名なクリニックを選んだのですが、果たしてそれが正しかったのか、後悔している部分です。

 

周りに不妊治療をしている友人はおらず、ほぼネットの情報に頼りきりでした。治療を進めていくにつれて、ネットで繋がる仲間が出来ていき、リアルでも会って情報交換するようになりました。

 

その仲間のうちの1人は同じクリニックに通っていたのですが、後に転居されたため、他県のクリニックに通うようになりました。話を聞いてみると治療方針もだいぶ異なり、事前の検査などもかなり細かい。きめ細かい治療が功を奏したのか、その後、その仲間は妊娠し、子育て真っ最中です。

 

繰り返しになりますが、治療方針は病院によって異なるし、その治療が自分に合うかどうか、がとても重要です。自分で納得していればよいのですが「先生の言うとおりにしているけどなかなか妊娠しない、他の治療も試したい」と思っていても、口に出しづらいのも事実。

 

また、不妊治療はお金がかかります。保険診療の範囲であっても、通院回数が増えてくれば費用もかさんできます。体外受精のような高度な治療に進む場合は自由診療となり、かなり高額です。病院によって費用が異なります。事前に調べておくべきです。大きな総合病院と、個人のクリニックでは結構な差だったりします。

 

治療が始まる前、「まさか体外受精まではやらないだろう」と思っていてその前の段階で妊娠できるだろうと、漠然と、安易に考えていました。でも、実際はそこまで進む可能性もあることを前提に情報収集すべきです。病院側で事前の説明会を開いている場合もあるし、問い合わせれば丁寧に教えてくれる場合もあります。

 

事前に複数の病院について調べたり、資料を取り寄せたり、問い合わせたりすべきです。いきなり「ココだ!」と決めて突き進んでしまった私はとても後悔しています。

 

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不妊専門クリニックを受診

不妊治療を受けたいと思って、情報収集をした結果、

県内の不妊治療で有名な専門クリニックを受診することに決めました。

 

クリニック決断に至る前の段階についてはこちらを参照してください

 

watermelon4.hatenablog.com

 

 勇気を出して不妊治療専門のクリニックに予約の電話を入れました。

このクリニックは人気があって、他県からも患者さんが訪れるくらい。

混雑していてすぐには予約がとれませんでした。おまけに、電話対応してくれた

女性スタッフの感じが、、、良くいえばクール、悪くいえば感じが悪い。

やや不安を覚えつつも、「こんなところでつまづいてる場合じゃない」

と自ら気合を入れ直しました。

 

やっと迎えた診察の日。これまでつけていた基礎体温Excelに入力し

管理していたので印刷して持参しました。しかし、先生から衝撃の一言 

「見づらいね、これ」

 

どうやら、クリニックではテルモ基礎体温表を推奨していて、患者さんは皆、

これに記入して先生に見せているのだとか。(だったら電話予約の時に予め

教えてくれればいいのにっ!)

 

↑ コレ。クリニックの窓口でも販売しているようですが薬局などでも

手に入ります。診察の帰り途、急いでドラッグストアに買いに行きました。

これから基礎体温をつける方には、オススメします。

 

子宮筋腫がネックに

35歳、初めて受けた子宮がん検診で4cmほどの「子宮筋腫」が見つかりました。

当時は独身だったこともあり、経過観察を続けていました。

不妊治療専門クリニックでの最初の診察時、内診で子宮筋腫を指摘され、

筋腫の位置や大きさを詳しく調べるために、骨盤のMRIを撮ることに。

 

MRI撮影が可能な別の病院を紹介してもらい、そちらで撮影を終えて

再びクリニックに予約を取り、撮影した画像を見てもらうまでに

さらに2週間ほどを要してしまいました。この時点で、

クリニックに行こう!と決意してから1カ月経過しています。

 

不妊治療がなかなか始まらない、、、

 MRIの結果を受けて、クリニックの先生の意見が割れました。

A先生は「妊娠は不可能ではないが、手術して切除したほうがいい」

B先生は「妊娠は可能、年齢的にも早く治療を開始して妊娠したほうがよい」

 

A先生は、手術したほうが妊娠しやすいとの判断、ただし手術すれば、

子作りを控えないといけない期間がある、B先生は年齢的にも

早く妊娠すべき、子作りを控える期間はもったいない、という考えでした。

 

先生によって今後の治療方針が異なるという事態に私は混乱しました。

最終的には自分で考えてどちらかを選ばないといけない。早く不妊治療をして

もらいたいのに、それ以前の問題で悩んでいる状況も苦しかった。

 

結局、私は「手術」というワードに拒否反応が出て、B先生の治療方針を

選びました。手術なんてしなくても治療すれば妊娠できるだろう!

どこか楽観的な考えがあったかもしれません。

  

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不妊治療を開始するまで

まずはじめに、不妊治療カテゴリーの記事をまとめるにあたって

予めお伝えしておきたいことがあります。それは、現時点では

不妊治療は断念し、治療は継続していないということです。

 

これまでの経験を振り返って、記憶を辿りながら綴りたいと思っています。

現在進行形の治療内容を綴る内容ではありませんし、

赤ちゃんを授かって不妊治療を卒業した!という成功体験でもありません。

どちらかと言えば「成功しなかった体験」です。

 

治療を受けていた当時はまさしく「必死」な状態で「突っ走って」いました。

そして、とても「焦って」いました。しかし、今だからこそ冷静に

振り返ることが出来ると思っています。

 

37歳で結婚した当時から焦っていた

 私は37歳で結婚しました。晩婚であることは十分意識していましたので

1年経っても妊娠しなければ婦人科へ行こうと早い段階で決意しました。

結婚後、すぐに婦人用体温計を購入し基礎体温をつけはじめ、

高温期と低温期、2層に分かれていることは確認できました。

 

どうやら、排卵は出来ているみたいだな。

自己流の判断のもと、自己流のタイミングでトライしてみました。

排卵検査薬を買ってみたこともあります。しかし、妊娠には至らず、、、。

 

内心、すごく焦っていました。

排卵は出来ているみたいだけど、もともと、子宮筋腫もちだし、

生理痛も重い。なんとなく、婦人科系が弱いという自覚あり。

これは、マズイのかな。妊娠しずらい体質なのかな、、、

 

夫にも相談して、不妊治療を受けてみようと決意しました。

でも、どこに行けばいいのだろう?

 

ネットでの情報収集が始まりました。

 

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入院に必要な持ち物

入院のしおりなどで事前に説明を受けるのですが、私が持参したものを

記してみたいと思います。

 

<病院側から持参するよう指示があったもの>

  • 前開きのパジャマ
  • タオル(バスタオル2、フェイスタオル3)
  • ルームシューズ
  • 下着 (マタニティ用の大きめパンツ)
  • 箸、スプーンなど
  • ティッシュ
  • 洗面用具(シャンプー類、ボディソープ)
  • ナプキン

<自分で用意したもの>

  • ウエットティッシュ
  • ドライヤー
  • S字フック
  • マグカップ
  • ペットボトル用のストロー(キャップつき)
  • 化粧水、乳液、シートパック
  • 洗濯用せっけん (ランドリー用)
  • Tシャツ、スウェットパンツ
  • スマホ(充電器、イヤホン)
  • 小さめの置き時計
  • 暇つぶし用の本 数冊

<入院後に家族に持ってきてもらったもの>

  • ハンガー
  • バスマット

 

手術翌日の朝、手術着を脱いで前開きのパジャマに着替えました。

この時点でまだ点滴の管が繋がっていたので、パジャマの袖に点滴を通して

着替えさせてくれたのですが、看護師さんとしては前開きの方がやりやすいのかも

しれません。点滴が外れて自分で着替えられるようになってからは、動きやすい

Tシャツにスウェットパンツで過ごしていました。

 

自分で用意しておいてよかったと思うのは、ウエットティッシュと置き時計。

まだ身軽に動けないときは、手や口元の汚れを拭いたり、汗をかいた身体を

拭いたりするのに便利です。病室内には時計がないので、普段使っている

電波式置き時計をベッドから見える位置に置いていました。

 

シートパックは退院前夜に自分へのご褒美として使用しました。

入院中は最低限のお手入れのみで、エアコンの効いた室内で肌が乾燥したので

久々の潤いチャージ!気持ち的に癒されました。

 

追加で持ってきてもらったのはバスマット。病室内にシャワーがあったのは

良かったのですが、シャワーから出るとすぐ病室で脱衣エリアが無かったので

着替える場所に敷きたくてバスマットを持ってきてもらいました。ハンガーは

1本くらいあるだろうとあてにしていたら無かった、、退院時に着る予定の

服がシワになると嫌だったので、持ってきてもらいました。

 

 

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退院後の生活 -生理前・生理中-

退院後、いつもの周期よりも3日ほど早く生理がやってきました。

普段は生理1週間前くらいから胃のムカムカ(軽い吐き気)があるのですが、

今回はそのような前兆はほとんど感じず、しかも予定よりも早かったので

「えっ!もう??」という感じ。

 

今回の手術を受けて、「生理痛軽くなるかも」「経血量も減るのかな」などと

期待していたのですが、結果としてはさほど大きな差は感じられず。。。

しかも、生理痛はやや重く、退院時に処方してもらったロキソプロフェンが

役に立ちました。薬を飲まなくても過ごせるのが理想なのだけれど。

 

手術後初の生理だったので、いつもとは様子が異なるのは当たり前だろうし、

今後も様子を見ていきたいと思っています。

 

余談ですが、手術する日を自分で選んだのですが生理の期間は避けました。

先生にお聞きしたところ、生理中であっても手術は可能ということでしたが

体調が悪い中、手術に向かうのは嫌だったし、気分的にも生理中の姿を

沢山の人(先生や看護師さん)に見られるのは避けたかったから。

 

結果として、このチョイスは正しかったと思っています。

 

私の場合、手術当日から翌々日まで丸3日間、シャワーを浴びることが

出来ませんでした。真夏の時期の入院だったこともあり、汗を沢山かいたので

身体や頭皮のにおいなども気になりました。もし生理中だったら

下着も蒸れただろうし、やはり、においなども気になったかもしれません。

 

<追記>

2度目の生理を迎えました。前回同様、生理前の不快症状はさほど感じず、

しかし、生理痛は重い感じです。経血量も増えているような、、、

今後も生理が重いようなら、次回の診察で先生に相談してみようと思います。

 

<追記 10/23>

3度目の整理を迎えました。生理前のムカムカ感は多少ありましたが

さほど気にならず、生理痛もこれまでと比べてかなり軽かったです。

いつもは鎮痛剤が手放せず、1~2日目は4時間おきにロキソニンを服用することは

ざらにあったのですが、今回は1日目に1回、2日目に予防的に1回飲んだだけで

済みました。これは自分としてはかなり凄いことなんです。

経血量は多くありませんでした。

 

 

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退院後の生活 -貧血・体力の低下-

退院時、病院から注意事項として言われたことは、

 

  • 退院後1週間は安静に、疲れた時は無理せず休養を十分とる
  • 車の運転は可(但し、腹圧がかかるので短時間に)
  • 自転車、バイクは乗らない
  • 重いものは持たない
  • 長時間立ったままでいない
  • 次回診察まで性生活は控える
  • 次回診察までシャワー可、入浴は控える

 

要点はこんな感じ。仕事を持っている場合は再開時期について

仕事内容を考慮しつつ、先生と相談する感じでした。

 

退院直後は、「疲れやすい」の一言でした。

病院に居た時はすぐにベッドに横になっていたので、そこまで感じなかったけど

かなり体力が落ちていました。手術前を10とするなら、退院直後は2~3くらい。

 

1週間は安静に、ということだったので主に自宅内でのんびりと過ごし、

買い物は夫に付き添ってもらいました。それでも、買い物から帰ってくると

グッタリ疲れてしまい、布団に横になって数時間寝てしまうことも。

家事は出来る範囲をやって、積極的に夫に手伝ってもらいました。

 

1週間経過後は、ひとまず車の運転を再開。これは特に問題なし。

ひとりで買い物に行くようになりましたが、買い物途中で疲れてしまい

ベンチで休憩しながら、、、という状況に。

 

さすがにここまで体力が落ちてしまったことに我ながらショックで、

時間を見つけて、散歩をするようにしました。無理はせずに、最初は10分、

次は15分、次は20分と少しづつ時間を長くする作戦です。相変わらず

帰宅後は疲れでグッタリしていましたが、少しづつ歩ける時間や距離が

長くなっていきました。

 

退院1カ月後には、普段のスーパーでの買い物は問題なく出来るようになり、

ショッピングモールなどをブラブラとウィンドウショッピングする体力も

出来てきて、1時間くらいは歩けるようになってきています。

実感としては、手術前の10に対して、8~9くらいは戻ってる感じ。

 

そういえば、病院から「手術後は貧血になりやすい」と言われてました。

この疲れやすい状況は貧血からきているのかも?と思い、食事には

気をつけましたし、鉄+ビタミンのサプリを飲むようにしていたおかげか、

退院後の診察で受けた血液検査では、貧血の指摘は受けませんでした。

 

 

 

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医療保険ナシでも大丈夫?

私は、CO-OP共済に入っているのですが、加入時点で子宮筋腫があったため

条件付き加入だったんですね。

 

  免責期間は3年。免責期間中に開始または実施した、

子宮および子宮付属器(卵巣・卵管)の治療のための入院・手術に

ついては共済金をお支払いしません。

 

 という内容でした。

 

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傷は残る?傷の処置など

傷あとが残るかどうかは、やはり気になりますね。

 腹腔鏡手術でしたので、お臍 プラス 小さな傷3か所でしたが

思ったほど目立たないな、時間が経てば大丈夫そう、というのが感想です。

 

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