チョコBlog

子宮内膜症(チョコレート嚢胞)不妊治療の経験をまとめました。

手術3日後(入院5日目)

入院5日目。

 

すっきり目覚める。体調は良好。

朝食は全粥、おかずは何とか食べられるようになるも、粥が喉を通らない。

梅干しやつくだ煮なんかあったらなぁ、もっと食べられるかもしれない。

 

  

やっと朝の回診の時間。ここまで、特に傷の状態に触れてこなかったが、

臍の部分の傷が一番大きく、臍と恥骨の間に横並びで3か所小さな穴が開いている。

この傷口はなんと「医療用ボンド」なるもので固定されており、傷をガード

するためのガーゼであったり、テープなどの類は一切無いのだ。

 

固まると透明になる木工用ボンドのような塊が傷口にかさぶたのように付いていて、

1~2週間もすると自然に取れるらしい。気をつけることといえば、無理やり

ボンドをとらないこと、ボンドが取れたら傷はそのまま、ガーゼなどで保護する

必要はないらしい。抜糸とか、医療用ホチキスをバチンと切る作業すら無いのだ。

 

そのため、尿道の管が取れて自力でトイレに行き、下着をおろした際に

なんの心の準備もないまま、傷口を自分の目で見ることになった。ガーゼも何も

ついてないけど大丈夫かな?と思いつつ、想像よりも傷が小さいな、とか

指でつんつん触ってみたり、意外にも冷静に傷口を眺める自分に驚いた。

 

回診でようやくシャワー許可を得た私は、早速、念入りに洗髪をした。

病室にシャワーがあるので、自分の好きな時間に制約なく入れるのは嬉しい。

手にボディソープをつけて傷口はそっと手でなでる程度に洗った。

 

特に予定もなく終日フリー 自由な時間を満喫

 

この日は朝の回診以降は採血があっただけで特に予定はなく、ただひたすら

「安静に過ごす」ことと「適度に身体を動かす」ことが求められた。

朝・昼・夜と検温、酸素濃度のチェックがあるが、それ以外は看護師さんの

チェックも特になく、自由に過ごせるのだ。

 

売店で新聞を買ってきて読んだり、テレビを見たり、本を読んだり。

家族と雑談したりして時を過ごす。ひとりの時間には、考えことをたくさんした。

普段思いつかないようなことがふと頭をよぎったりして、忘れないように

メモをとった。退院したら何をしようかな、とか、楽しいことを考えた。

 

昼食からは粥ではなく白米、通常食になった。おかずは完食できたけど、

白米は半分ほどしか食べられない。まだお腹が張っていて食べられる量は

普段の半分くらい。

 

夕方にひょっこり主治医の先生が病室にやってきて、傷口を見ながら

明日、診察をして問題なさそうなら明後日に退院で良さそうですね、との事。

看護師さんが「明日退院ですか?」と聞きなおす。どうやら、私は回復が

早いらしく、この日も元気に過ごしていたので明日退院と勘違いされたらしい。

 

手術直後は大変だったけど、やはり腹腔鏡手術は負担が少なくて回復が

早いんだなとしみじみ感じる。退院というワードも出てきて、なんだか

この病室で過ごす時間もまもなく終わると思うとさみしくなってきた。

 

夕食も通常食。昼食同様、半分ほど残してしまった。